80歳代にもなると噛む力(咀嚼力)や飲み込む力(嚥下力)が落ちてきて、介護食が必要になる方が多いです。
しかしご家庭で毎日介護食を作るのはとても大変ですよね。
私も高齢の親の介護食を作りながら他の家族のために普通食も作っていて
「食事の支度だけで一日が終わってしまう」
と感じていました。
それに苦労して作っても美味しくないからか、あまり食べてもらえないのも悩みでした。
また、高齢の親が一人暮らしをしていて食事の準備が大変なのではないかと心配な方もいるでしょう。
そのようなときは介護食の宅配サービスがおすすめです。
なぜかと言うと、介護食の宅配サービスなら噛む力や飲み込む力が落ちている方でも食べやすいように柔らかく作られているからです。
それだけでなく次のような特徴があります。
そこでおすすめの介護食の宅配サービスを紹介します。
味の好みは人それぞれなので、幾つかの宅配サービスを食べ比べしてみるのもおすすめです。
かむ力・飲み込む力に合わせて3種類のやわらかさから選ぶことができます。
一番やわらかい「ムースやわらか」はスプーンや舌で簡単につぶせるほど。
管理栄養士がメニューの監修を行っているので、栄養面も心配なし。
高齢者の方が好みやすい薄い味付けで、美味しく食べられる。
和食・洋食・中華とメニューが豊富で飽きない。
送料無料のお試しセットがあるので、一度試してみるのがおすすめ。
価格 | 1食あたり722円~ |
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食事のタイプ | 介護食、和食・洋食・中華 |
注文単位 | 7食・14食・21食 |
注文間隔 | 毎週1回・2週間に1回・3週間に1回・毎月1回 |
全国の病院・福祉施設での食事サービス実績No.1の日清医療食品が提供する宅配サービス。
見た目や味などはそのままに、歯茎でつぶせるほどの柔らかさに仕上げています。
メニューは管理栄養士が作成しており、栄養のバランス面でも安心。
やわらかい介護食の他に制限食(糖質・塩分・カロリーなど)のメニューも豊富。
価格 | 1食あたり620円~ |
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食事のタイプ | 普通食、介護食、和食・洋食・中華 |
注文単位 | 7食 |
注文間隔 | 毎週・隔週・月1回 |
食材を柔らかくする酵素を利用することで、一般的な食事と変わらない見た目や味に仕上げています。
塩分・糖質・カロリーなどの制限食メニューも多く、放射能検査も毎週実施しているので健康や安全を気にする方に向いています。
1食あたりの価格が少し高いです。
価格 | 1食あたり828円~ |
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食事のタイプ | 普通食、介護食、和食・洋食・中華 |
注文単位 | 6・7・8・10・12・14食 |
注文間隔 | 毎週・隔週・月1回 |
冷凍食品の大手メーカー「ニチレイ」が提供する宅食サービス。 高い冷凍技術により、味はとても美味しく価格もお手頃。
栄養バランスをしっかり設計し、カロリー・塩分控えめなメニューを提供する「気くばり御膳」と、
その気くばり御膳の1品1品をやわらかく調理したのが「気くばり御膳やわらか」があります。
「気くばり御膳やわらか」は厚焼き卵やごはんと同じ程度の柔らかさに調理されています。 主菜だけでなく副菜もついているので、レンジでチンするだけですぐに食事ができます。
価格 | 1食あたり756円~ |
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食事のタイプ | 普通食、やわらか食、和食・洋食・中華 |
注文単位 | 4食(お試し)・7食・8食 ※単品購入可 |
注文間隔 | 好きなタイミングで注文可能、定期(週1回7食ずつ)・かんたん定期(2週に1回7食ずつ)あり |
塩分制限食やたんぱく質制限食の他に普通食、やわらか仕上げで食べやすい「ソフト御膳(介護食)」があります。
ソフト御膳はさらに「やわらか食」と「ムース食」の2種類あり、咀嚼力・嚥下力に応じて選べます。
メニューは専門医が監修・管理栄養士が作成したメニューなので、栄養バランスがとれた食事をとることができます。
添加物・着色料・保存料は一切使用していないので安心。
価格 | 1食あたり668円 |
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食事のタイプ | 普通食、介護食(やわらか・ムース)、和食・洋食・中華 |
注文単位 | 4食・6食・7食 |
注文間隔 | 5日・7日・14日・21日・28日 |
高齢になり噛む力や飲み込む力が落ちてきて介護食でないと食べれないという方も多いです。
家族のために一般食と介護食を一度に作るのは、時間と手間がかかります。
また高齢の方が自分で柔らかい食事を作るのは体力的に辛いことも多いでしょう。
そのようなことから介護食の宅配サービスのニーズが高まり、提供する会社も増えているのです。
私も親のための介護食と、その他の家族のための食事を用意していたのですが、どちらも用意するとなるとそれだけで他のことができないくらい大変です。
「これ以上作り続けるのは無理かも」
と思っていたときに介護食の宅配サービスを知り、試しに利用してみることにしました。
そしたらそれを食べた母が
「美味しい美味しい」
と言っていつも以上に食べてくれたんです。
それからというもの介護食の宅配サービスを利用し続けています。
介護食の準備に費やしていた時間を別のことに使えるので生活がずいぶん楽になりました。
母の介護に割ける時間も増えたので利用して良かったです。
柔らかい介護食を作るのは大変ですし、栄養のバランスも考えなければなりません。
食事だけでなく介護もしなければならなかったりと時間が足りなくて悩んでいる方も多いです。
大変な思いをして介護食を作っても、美味しく作るのは難しいですよね。
それならプロの栄養士や医師が監修している、美味しくて栄養も考えられている宅配サービスを利用するのも1つの方法です。
介護食くらい自分で作ればと言う人もいますが、そんな人はどれだけ大変なのか分かってないので気にしなくて良し!
むしろ宅配サービスの介護食は食べやすくて美味しいと言う高齢者の方が多いのが実情です。
実際に利用する前にデメリットがないか調べたのでまとめておきます。
味の好みは人それぞれです。
1つの宅配サービスを利用してあまり美味しくないと感じたら、別のサービスを試して一番美味しいと思うものを選べば良いでしょう。
介護食の宅配サービスのメリットもまとめておきます。
高齢者のための献立メニューを作るのは難しいですよね。まず噛む力や飲み込む力が落ちているので、柔らかく作ることが求められます。そして柔らかいだけでなく、栄養も不足しないようにしなければなりません。
そして美味しく食べれるような味付けや、柔らかくても形が残っていることも大切です。ミキサー食や流動食のようにドロドロだと食欲も落ちてしまいます。咀嚼力や嚥下力が落ちていても、まだ食べられるうちは形のあるものを食べたいと思うものです。
また噛むことで認知症の予防につながるとも言われています。
介護食の宅配サービスなら柔らかいだけでなく、味も美味しく作られていますし、栄養も考えられています。介護食の宅配サービスによっては塩分制限や糖質制限のメニューもあるので、生活習慣病の予防を考えている方にも向いています。
90歳にもなると80代のころよりさらに食が細くなることもあり、心配される方も多いです。やはり80代の頃よりも咀嚼力や嚥下力が落ちてくるため、ますます介護食が必要になります。
宅配食で高齢者に人気のおかずには、やわらかダイニングがあります。 やわらかダイニングのメニューは柔らかさの段階を3つから選べます。
程よい柔らかさの「ちょっとやわらかめ宅配食」では、いわしのみぞれ煮、豚肉と豆腐の中華風煮、肉春巻き、豆腐野菜ハンバーグ、さば西京味噌焼き、鶏肉の南部焼きなどのメニューがあります。
箸で簡単にほぐれる「かなりやわらか宅配食」では、いか焼売とかに玉の野菜あん、カレイのトマトクリームソース、たらの明太クリームソース、チキンの枝豆ソース、豆腐ハンバーグかにかまあんかけ、肉団子と豆腐の中華味噌煮込みなどのメニューがあります。
スプーンでつぶせる「ムースやわらか宅配食」では酢豚、たら和風あんかけ、いか天ぷら風、回鍋肉、さば味噌煮、チキンステーキなどのメニューがあります。
宅配食では定期購入することもできます。シニアの献立として一週間毎日宅配食を利用するのではなく、1日おきに取り入れるのも良いと思います。それだけでも毎日の介護食の準備の負担が減って、他のことに時間を使うことができます。
高齢者施設の献立やレシピを参考にする方もいると思います。高齢者施設では柔らかい食事や栄養バランスを考えた食事が提供されているからです。
また、季節ごとのイベントに合わせた食事を提供している施設もあります。
献立やレシピを参考にすると自分で考えなくても良いのでその点は楽ですが、作るのはやはり大変です。毎日の負担を減らし、高齢の家族に美味しく食べてもらうには介護食の宅配サービスを利用するのも悪くないと思います。
高齢者に冷凍の食品を食べさせるのは良くないと言われるかもしれませんが、現在では冷凍技術も格段に進歩しており、家庭にある冷凍庫とは違い短時間で急速に冷凍することで鮮度を保つことができます。冷凍食でも味や栄養はバッチリです。